「2012 本格ミステリ・ベスト10」
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「このミス」の方が年々ミステリ界の総括的な企画が減ってきて、単なるランキング&読切掲載本と化してきているため、一年の総括・資料的な役割を期待しておととしに初めて「本ミス」も購入したのですが、やはり満足いく内容だったので、昨年に引き続き今年も発売直後に購入しました。
と、ここで、「このミス」と「本ミス」の違いを簡単に説明してみますと、「このミス」の対象となるのはミステリー&エンターテイメント本で、すなわちこんなタイトルに関わらずミステリ本だけが対象となっているわけではないのに対し、「本ミス」の方は、そのタイトル通り、ミステリの中でも“本格ミステリ小説”に限定されたランキングなのです。
なので、同じミステリ本のランキングでもその対象作品は異なるため、それぞれ独自のランキングが作られるので面白いのですが、そのために「このミス」を予想するのと「本ミス」を予想するのとでは、読むべき作品も微妙に変わってくるのです(それぞれの投票者の好みなんかも違っていますし)。
よって、これまで「このミス」の予想はしても「本ミス」の予想はしてこなかったのですが、一昨年&昨年にはベスト20にランクインした内の14作品と、「このミス」と変わらないくらいの作品を読んでいたこともあり、それならば今年こそは「本ミス」の予想もしてみようかと思っていました。
ただ、明らかに「本ミス」であれば高位にランクインするだろう作品をいくつも読み逃していたこともあり、結局は予想をやめてしまったのですが、結果を見たら案の定だったので、予想しなかったのは正解でしたねェ。
それでも来年は予想するかもしれないので、反省の意味も込めまして、一体「本ミス」にランクインした本のうちどのくらい読んでいたのか、そしてもし「本ミス」予想するのであればどの本を読んでいたのだろうか、といったところを、ランキングと共にちょっと見てみたいと思います。
とはいえ、ランクインした作品以上に売れてしまうという超ベストセラーな「このミス」と比べると、「本ミス」の方は知名度も売れ行きもかなりの差があるので、発売直後にランキングを書いてしまうのはやはり躊躇われるので、昨年同様にとりあえずは事前に読んでいた作品のみ当ブログ記事へのリンクを付けるだけにして、しばらくした後でランキングを書いてみましょう。
○:事前に読んでいた作品 ●:読みたかったけど読めなかった作品
▲:「本ミス」を予想するのであれば必ず読んでいたであろう作品
×:特に読むつもりはなかった作品
01位 : ○ 感想記事はこちら
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04位 : ●
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07位 : ▲
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10位 : ×
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11位 : ▲
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15位 : ×
17位 : ●
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20位 : ▲
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22位 : ▲
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26位 : ●
27位 : ●
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29位 : ●
29位 : ○ 感想記事はこちら
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というわけで、事前読んでいた作品数を、過去2年と比較してみましょう。
> 2010年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→22作品
> 2011年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→21作品
> 2012年版 : ベスト10→6作品、ベスト20→13作品、ベスト30→17作品
*2012年版はベスト20が21作品(20位が2作品のため)
今年は過去2年と比べて読んだ数自体が少なかったこともあってか、この数字の方もダウンしてしまいました。
ただ、読み逃していた作品のほとんどが、×の作品も含めて、時間さえあれば&タイミングさえ合えば読んでいただろう作品だったので、無理してでも読んでいればよかったな~と思う反面、それらをこれから読むのが楽しみとなるのですけどね。
内容の方にも触れてみますと、まあコーナーや企画など例年と変わりないのですが、やはり「このミス」を見ていると“変わらないこと”の素晴らしさを実感してしまいます.....。
インタビューは、今年は昨年より一人増えて、東川篤哉・深水黎一郎・篠田真由美の3人。
そして今年の特別企画は、短編集ではなく個々の短編作品をランキングにした「2001-2010 新世紀 本格短編 オールベスト・ランキング」という、とても興味深いものでした。
ここのランキングでは、昨年にNo.326「叫びと祈り」で各ランキング誌の上位に入った梓崎優の作品がベスト10に3つもランクインしているので驚きましたが、まだ単独名義では1作品しか発表していないので、新作が本当に待ち遠しくなりますね。
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