『転迷 隠蔽捜査4』 今野敏 > 「このミス」完全読破 No.486
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.486
『転迷 隠蔽捜査4』 今野敏 ( 2012年版 14位 )
読始:11.9.25 ~ 読終:11.9.28
読んだ時期: 「このミス」ランキング発表前
読んだ版 : 単行本ハードカバー (2011年9月)
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No.57「隠蔽捜査」、No.72「果断 隠蔽捜査2」、No.188「疑心 隠蔽捜査3」、No.346「初陣 隠蔽捜査3.5」に続く、“隠蔽捜査シリーズ”の5作目です(長編作品としては4作目)。
一応作中で展開される事件はそれぞれの作品ごとに完結していくため、本作から読み始めても楽しむことができると思います。
ただこのシリーズは、警察内(警察庁・警視庁)の階級が非常に重要な役割を果たすという特徴がありまして、それは他の警察小説にもよく出てくるような“キャリアとノンキャリア”だけでなく、細かな部署や役職単位となっているので、いきなり本作から読んでしまうと、その関係性がややこしくて理解できないかもしれません。
それに、過去のシリーズ作品の、大まかなストーリーや小ネタなどのネタバレがどうしてもあったりするので、急いで本作を読みたいのでなければ、シリーズ1作目から順番に読んでいくことをお薦めします。
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隣の署の管轄内で変死事件が起きたのとほぼ同時に、自管轄内では悪質なひき逃げ事件が発生。
さらには捜査トラブルのために他省(厚労省)の麻取りが威圧的な態度で怒鳴り込んできたり、娘の彼氏が外国の地で飛行機墜落事故に巻き込まれるなど、主人公・竜崎伸也に様々な難問が一気に降り注いできます。
それを竜崎がいかにして解決していくか、というのが本作のメインとなって、物語は展開していくのです。
前作長編「疑心」は、竜崎の恋愛問題というかなり意表を突く内容でしたが、本作はそういった変化球はなく、直球の警察サスペンス小説となっています。
ただそれを言い換えると、意外性や驚くべき展開などはほとんどなく、“これぞ隠蔽捜査シリーズ!”という、シリーズとしても直球な内容となっているのですね。
なので、本作に新たな魅力や読み応えを期待してしまうとマンネリを感じてしまうかもしれませんが、そういった期待をしなければ、竜崎のキャラクターや登場人物たちとのやり取りなど、このシリーズだからこその魅力や読み応えを、安心感と共に味わうことができるのではないでしょうか。
ちなみに、上にも書いたように、このシリーズは警察内の階級が非常に重要な役割を果たすわけですが、竜崎の存在が様々な意味でその階級社会をめちゃくちゃにしていることもあり、登場人物たちでさえも混乱・困惑しているくらいなので、シリーズを通して読んでいる人であっても途中で混乱・困惑してしまうかもしれません。
なので、No.485「警官の条件」佐々木譲と合同の特設ページ(新潮社)内にある人物組織図を表示したりプリントしたのを見たりしながら読むと、人間関係(階級関係)がわかりやすくなるのでは。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★ 人間味ドラマ度 : ★★★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★ 気軽に読める度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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> No.232 「同期」
> No.188 「疑心 隠蔽捜査3」
> No.72 「果断 隠蔽捜査2」
> No.57 「隠蔽捜査」
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