『汝、隣人を愛せよ』 福澤徹三 > 「このミス」完全読破 No.434
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.434
『汝、隣人を愛せよ』 福澤徹三 ( 2012年版 投票数0 )
読始:11.2.23 ~ 読終:11.2.23
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ミステリ小説におけるジャンルの一つに、“イヤミス”というものがあります。
といっても別に正式なものではなくて、“バカミス”と同じように、誰かがそう呼び出したのがなんとなく広まっていった、って感じの“知る人ぞ知る”名称なのかもしれません。
それに、“バカミス”の方はWikipediaにページがあるのに、“イヤミス”のページはまだないので、かなりマイナーな存在なのかも。
この“イヤミス”というのは、読んでいて嫌~な気分にさせられてしまうようなミステリ作品を示す呼び方でして、代表的なのは、湊かなえ作品や真梨幸子作品、奥田英朗の漢字二文字シリーズなどでしょうか。
ホントに読んでいて嫌~な気持ちになるものの、それでも読んでいくうちにそんな作品世界にハマってしまうので、新たな作品が発売されると、あんまり読みたくないな~と思いつつもついつい手に取ってしまうという、かなりマゾ的な心境になってしまうジャンルなのですねェ。
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というわけで本作も、そんな“イヤミス”な作品です。
例外になく読む前はかなりの思い切りが必要でしたが、特に本作の前に読んだのがNo.431「ポリス猫DCの事件簿」若竹七海、No.432「カササギたちの四季」道尾秀介、No.433「放課後はミステリーとともに」東川篤哉とほのぼの系作品が続いていたので、正反対とも言うべき内容にかなり躊躇してしまいました。
内容の方は、マンションを購入し引っ越して間もない主人公が、隣人トラブルに悩まされるというものなのですが、自分もマンションに住んでいることもあって、ホントに読んでいて嫌~な気持ちにされられてしまいました.....。
しかもこの主人公の身には、この隣人トラブル以外にも様々な不幸が次々と押し寄せてくるなので、“イヤミス”としての掴みは完全にOKでした。
そんな主人公がどのように対抗&反撃していくのか、といったところが中盤以降の読みどころでして、本作は「このミス」にランクインしたイヤミス作品のような衝撃的な描写があったりぶっ飛んだ展開になったりはしないものの、ミステリ的な謎が上手くストーリーに絡んでいたり、ハードボイルド的な反撃方法だったこともあって、最後まで一気に読まずにいられませんでしたね。
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> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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