『堂場警部補の挑戦』 蒼井上鷹 > 「このミス」完全読破 No.353
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.353
『堂場警部補の挑戦』 蒼井上鷹 ( 2011年版 130位 )
読始:10.8.6 ~ 読終:10.8.7
![]() | 堂場警部補の挑戦 (創元推理文庫) 蒼井 上鷹 東京創元社 2010-02-28 売り上げランキング : 356504 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4つの短編から成る連作集です。
タイトルからして警察小説のようではありますが、しかし内容的には本格ミステリといえるでしょう。
そして“ 当代一のへそ曲がり作家”と紹介されているだけあって、収録作は一筋縄ではいかない、とても捻くれたものばかりなのですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その捻くれ具合、へそ曲がり具合というのは、まず最初に収録されている「堂場警部補とこぼれたミルク」を読めば一目瞭然にわかると思います。
とにかく凝りまくった構成で、それゆえに状況が掴めず唖然となってしまうほどなのですが、真相が明らかにされると見事にスッキリしてしまうということで、日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれたのも頷けるほどの怪作なのですから。
続く話も、この1話目ほどではないとはいえ捻くれまくった作品揃いで、しかも最後まで読めば全ての話が一つに繋がってしまうなど、なんか読んでいて翻弄されっぱなしでしたからね。
まあ、捻くれまくったり凝りまくったりといっても、読む人によっては面倒くさくウザったいような捻くれ方・凝り方と捉えるだろうし、“蒼井上鷹”の個性というか癖の強さが滲み出ているので、一般向けというよりは一部のマニア向けといった感じでしょうか。
あと、“ドーヴァー警部シリーズ”(ジョイス・ポーター)のパロディ的な作品でもあるので、このシリーズを読んでいるとより楽しめると思いますが、読んでいなくとも問題なく楽しむことができるでしょう。
.
.
.
> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★★ 気軽に読める度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
「祈る時はいつもひとり」白川道 <<< PREV/NEXT >>> 「死ねばいいのに」京極夏彦
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
« 『祈る時はいつもひとり』 白川道 > 「このミス」完全読破 No.352 | トップページ | 週刊少年ジャンプ読切! 「戦国バショウ」 小倉祐也 »
「01.「このミス」完全読破」カテゴリの記事
- 「このミス2013年版」月別ランクイン候補作品(2012年4月)(2012.04.04)
- 「このミス2013年版」月別ランクイン候補作品(2012年5月)(2012.05.02)
- 『太陽は動かない』 吉田修一 > 「このミス」完全読破 No.539(2012.05.25)
- 『誰がための刃 レゾンデートル』 知念実希人 > 「このミス」完全読破 No.538(2012.05.21)
- 『元職員』 吉田修一 > 「このミス」完全読破 No.195(2009.07.12)
« 『祈る時はいつもひとり』 白川道 > 「このミス」完全読破 No.352 | トップページ | 週刊少年ジャンプ読切! 「戦国バショウ」 小倉祐也 »








コメント