『蝦蟇倉市事件 2』 秋月涼介・北山猛邦・越谷オサム・桜坂洋・村崎友・米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.315
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.315
『蝦蟇倉市事件 2』 秋月涼介・北山猛邦・越谷オサム・桜坂洋・村崎友・米澤穂信
( 2011年版 投票数0 )
読始:10.4.12 ~ 読終:10.4.15
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No.312「蝦蟇倉市事件 1」に続く、蝦蟇倉市を舞台としたアンソロジーの2巻目です。
このアンソロジーについての説明は「~ 1」の方にも書いたのですが、わざわざそちらまで見ていただくのは申し訳ないので、説明に関する部分だけ同じ文章をこちらにも書いてみたいと思います(まあ大した説明ではないのですが)。
複数の作家が競作するアンソロジー作品というのは、収録作品に共通したテーマがあるわけですが、この「蝦蟇倉市事件」にも核となるテーマが2つほどあります。
まず一つ目は、架空の町である“蝦蟇倉市”を舞台としていることです。
声を出して読んでみればかわるように“鎌倉市”がモデルとなっているのですが、“名前を少し変えただけでほどんど鎌倉と変わりがない”というパロディ的なものではなくて、“海と山に囲まれた風光明媚で歴史ある街”というイメージ的な部分でモデルにしている感じでしょうか。
そしてもう一つのテーマというか共通点というのが、参加している作者がいずれも1970年代生まれのミステリ作家ということなのですね。
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というわけでこの2巻では、収録順でいくと北山猛邦・桜坂洋・村崎友・越谷オサム・秋月涼介・米澤穂信という6作家の作品が収録されています。
この蝦蟇倉市というのは、不可能犯罪が年平均15件も発生するという特徴があるので、収録作のいずれにも不可能犯罪が登場するのですが、1巻と比べるとこの2巻の方が本格ミステリ度は高いように感じましたかね。
それに、各話には“蝦蟇倉市”という舞台以外にもリンクする部分があるのですが、これもやはり2巻にもなると繋がりの度合いも増してくるので、連作としての面白さもアップしていました。
そんな収録作品の中でも、米澤穂信の作品が、1巻も含めた他作家の作品とは作風もテーマも雰囲気も違う異色の内容で、それでいて“蝦蟇倉市”だからこその作品となっていたので、このアンソロジーのラストを飾るだけはあるなって感じでしたね(ちなみに、「さよなら妖精」と同じシリーズ作品でもあります)。
あと越谷オサム作品が、少し前に読んだNo.303「空色メモリ」とのギャップが激しすぎるような問題作だったので、かなり衝撃を受けてしまいました.....。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★★★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★★ 気軽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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