『英雄の書』 宮部みゆき > 「このミス」完全読破 No174
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.174
『英雄の書』 宮部みゆき ( 2010年版 投票数0 )
読始:09.4.6 ~ 読終:09.4.13
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宮部みゆきの新作は、上下巻の異世界ファンタジーです(後日追記:上下巻というのはハードカバー版のことです)。
なので、物語の冒頭から異世界設定で話が進んでいくと思っていたのですが、最初はバリバリの現代劇で、ファンタジー作品だと知らずに読んでいたなら、完全なる現代社会を舞台とした話だと確信して疑わなかっただろうと思うくらいでした。
でもその後でファンタジー的な世界に突入して、“さあこれから異世界ファンタジーの開幕か!?”とワクワクしながら読み進めるのですが、またまた現実に即した社会問題的な方向に戻って行ったので、ちょっと拍子抜けというか、予想を裏切られる感じでしたね。
そんな過程を経て、自分が読む前に思い浮かべていた異世界ファンタジーな世界へといよいよ突入していくのです。
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というわけで、異世界ファンタジーといえども、王道ではなく異色のファンタジー作品でしたね。
これはストーリー的な部分だけでなくて、作品全体を通して軸として語られているのが、哲学的というか思想的なこと、つまりは行動よりも思想の方に重きを置いているようにも感じられるのです。
そのため、そういった部分でのやり取りや、作品世界の説明などにも結構なページが使われていたりするので、RPGゲームのようなファンタジー作品のイメージやストーリー面を期待していると、そのギャップに驚いてしまうはずです。
そんな、ファンタジーでありながらも純粋なるファンタジーというわけでもない、といった感じなので、あくまで“「このミス」にランクインするかどうか?」といったことを最大の観点として読むと、様々な要素が混じり合っていて、そのうちのどれか一つに絞ってとことん書いてくれたらな~って思って、全体的には中途半端な印象となってしまいました。
ただ、「このミス」に入るかどうかを気にしないのであれば、その混在とした部分がかえって魅力的となって、充分に楽しめたのですけどね。
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> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★★
衝撃バカミス度 : ★★ 気軽に読める度 : ★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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