『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』 北山猛邦 > 「このミス」完全読破 No.141
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.141
『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』 北山猛邦 ( 2010年版 121位 )
読始:08.12.17 ~ 読終:08.12.18
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探偵とそれを助けるワトソン役のコンビというのは、大昔から洋邦問わず書かれてきた探偵ミステリの定番です。
そんな数多くある中で、新たに書こうとするならば、探偵が解決する事件や謎に独自の面白さを加えるのか、はたまた探偵とワトソン役のキャラクターに一工夫加えるのか。
この作品の場合は後者に当たりまして、主人公は“引きこもり探偵”なのです。
とても面倒くさがりで、外に出ることさえも嫌がるほどで、探偵を演じるのも謎を解くのも全くやる気がないのですが、いざ謎を解き始めると.......。といった感じです(ちなみにこの作品は短編集です)。
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まあ、“引きこもり探偵”というキャラクターは、ありがちと言えばありがちなんですけどね。
ただ、この引きこもり探偵と、全く逆の性格でなんとか主人公を名探偵に仕立てようと面倒を見るワトソン役の推理作家、そして事件の現場で度々出くわす豪快な性格の刑事、この3人のやり取りが、定番的であるもののとても微笑ましいほどに面白くて、自分的には“掴みはOK”でしたね。
そしてこの2人が解く謎というのが、結構ちゃんとした本格ミステリ的トリックなのです。
自分は、“「このミス」完全読破”をミステリ素人状態から始めたのですが、今まで150冊近く読んできたことで、本格ミステリ的トリックに対しても耐性というか免疫がある程度出来てきました。
なので、そうトリック自体に驚いたり感心したりということもなくなっていたのですが、でもこの作品では、謎が提示されると“ホントにこれを解決できるの~?”と本気で疑い、それが実際に解決されると“これはすごい!”と驚き感心してしまったのです。
まあ、自分が読んでも理解しやすいようなトリックや書き方だったからなのだろうし、そのトリック自体もかなりぶっ飛んだバカミス的なものが多いのですけどね。それでも、というかだからこそ、キャラクター的にもトリック的にもかなり自分好みでしたね。
ほのぼのとしながらもある程度しっかりした本格ミステリを読みたいな~なんて時は、この作品がお薦めです。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★★ 読み終り爽快度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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