<JC1巻買い> 「私立ポセイドン学園高等部」 大江慎一郎
![]() | 私立ポセイドン学園高等部 1 (1) (ジャンプコミックス) 大江 慎一郎 集英社 2008-07-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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今月に発売されたJC(ジャンプコミックス)は、「私立ポセイドン学園高等部」(大江慎一郎)です。
“週刊少年ジャンプ40周年”ということで、年明けから大々的に4作投入された新連載のうちのシンガリを務めた作品ですが、連載前からの大方の予想通りに、早々と打ち切りになってしまいました。
この作者の作品は、代原(連載漫画が何らかの事情で締め切りに間に合わなかった時に、代わりに載せる漫画)として何度かジャンプ本誌に載っているのを読んだことがあったのですが、結構面白く読んでいたんですよね。
といっても声を出して笑えるようなものではなくて、その独自の絵・独自の作風・独自のキャラクターがなんか読んでいくうちに気になってしまって、いつのまにかその独自の世界に嵌り込み、“バカバカしいな~”って感じで楽しめたのです。
ところが、期待していたこの初連載作品、声を出して笑うどころか、クスリとさえすることが一度もないまま連載終了となってしまったんですねェ.....(だけど今回読み返してみたら、1コマだけしか出てない“解説役のテリーマンもどき君”で不覚にもクスリとしてしまいました.....)。
なぜクスリとも出来なかったのか、と考えてみましたが、1話完結の読み切りの場合、ギャグがいくつも散りばめられているわけで、たたみ掛けるというほどの勢いや衝撃はないものの、軽いブローを何度も受けているうちに、いつしかそれが快感に変わって、全体的に面白く思えたのではないか、と。
一方この作品のようなオムニバスの形式だと、1~4ページの話ごとに1つくらいしかギャグが入らないため、軽いブローが出ただけで次の話に移り、また軽いブローが出ただけで次の話に移り、ってなるので、面白さがじわじわと来ることのない状況が作られてしまっているのではないか、と。
なので、オムニバス形式よりも、1話完結型で連載していれば少しは違ったのではないかな~と分析してみたのですが、この単行本に収録されていた1話完結型の読み切り作品「爆笑妖怪めらりにょん」を読んでみたら、この分析は残念ながら大いに間違っていたんだな~ということが解かってしまいましたねェ。
[ 後日追記 ]
後で思い返してみたら、“結構面白く読んでいた代原漫画”というのは、この大江慎一郎の作品ではなかったようです。どうりで.....、って感じですね。
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単行本ならではの特典ですが、まず帯の表には「こんなバカなマンガ見たことない!!」という煽り文句と共に表紙と繋がった絵が、裏にはサザエさんの予告風に2巻の紹介が書かれています。ちなみに2巻はずいぶん先の11月発売で、諸所の事情により封印された幻の16・17・18話や、赤マル掲載特別編、本誌読み切り、その他おまけなどが収録されるそうです。
カバーを取った表紙と背表紙部分には、最強の女子・サオリさんの貴重なセーラー服姿が描かれていて、総扉(目次の1つ前のページ)には、「ジャンプ史上最大の感動巨編…ついに始まる…」という煽り文句と共に、4つに区切られたコマに主要キャラの勇ましく格好いい場面(でっち上げ)が予告編風に描かれています。
そして各話の間には様々なものが描かれているので、これは箇条書きにて。
・1-2話 作者によるあいさつ
・2-3話 2話に出たきりほぼ消えてしまったミラクルマンの悲しい絵
・3-4話 連載前の予告で発表されたタイトル「私立メソポタミア学園」の表札上に
「私立ポセイドン学園高等部」の表札を貼っているモヒカン校長の絵
・4-5話 4話「SAGA」に出てきたブサイクな女の子の候補絵6つ
・5-6話 でっちあげ名場面集I プレイボーイ水野VSネコ委員長 (1コマ漫画)
(これはたぶん、「キン肉マン」の単行本のパロディ?)
・6-7話 バレンタインの時期の回でそのネタを描かなかったことに対する後悔文
・7-8話 未登場キャラクター製作秘話(1) 小銭パンパンマン
・8-9話 未登場キャラクター製作秘話(2) 真・エビ反り男
・9-10話 前ページのイリオモテ山根のセリフ
「地球上50億すべての人間を.....」に対する
「2008年現在地球の人口は約66億人だそうです」というツッコミと
それに逆切れするイリオモテ山根の絵
それに続いて、代原としてジャンプに載った読み切り「オオエ丼」と「爆笑妖怪めらりにょん」を収録。
そしてさらには巻末特別企画として、“もしもかなりの長期連載になっていたら…”ということで「第352話 奇跡を信じて…!!」が収録されています。その柱には、TVアニメが絶賛放送中だったり、単行本が34巻まで出ていたり、ハリウッドにて実写化決定!という情報などが書いてあります。
というわけで、おまけの数では他の漫画を圧倒するほどの多さなので、もうこれはお買い得ですね。
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