『火車』 宮部みゆき > 「このミス」完全読破 No.100
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.100
『火 車』 宮部みゆき ( 1993年版 2位 )
読始:08.6.12 ~ 読終:08.6.13
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“「このミス」完全読破”を始めて2年と4ヶ月、とうとう100冊目を迎えることになりました。
だいたい80冊を超えたくらいから100冊突破が現実味を帯びてきまして、記念すべき100冊目は一体何を読もう?と考えていたのですが、実際にはほとんど考えることなく決まったのです。
それがこの「火車」なのですが、「このミス」の“20年のベスト・オブ・ベスト”で見事1位に輝いた作品なので、100冊目を飾るのにはこれ以上の作品はないですからね。
“「このミス」完全読破”のオープニングを飾ったのも宮部みゆき作品だった(No.1「模倣犯」)ということもあり、この「火車」で100冊突破を祝うことにしました。
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職務中の怪我により休職している刑事が、(血縁的に)少し離れた親戚から“行方不明になった婚約者を探してほしい”という依頼を受け、あくまで一般市民として捜査を始める、というところから始まる話です。
その婚約者に関しての情報というのは、最初の時点ではとても乏しく、探し出すのは大変困難に思えたのですが、その僅かな情報源を洗っていく中で、様々な人物と出会い、意外な真相とぶつかり、新たな情報を得るなどして、蜘蛛の糸を辿るかのように少しずつ真相に近づいていくのです。
ほんの僅かな入口から遥かに離れた真相へと見事なまでに繋がっていく様は、読んでいてゾクゾクッとしてしまうほどでした。見事というしかないですからね。真相へと至る道だけでなく、その沿道にもあたるエピソードの数々もとても魅力的なので、より話の中心を走る道が際立って鮮やかに見えましたから。
それだけ面白く読めたのに、個人的評価はそんなに高くなかったのは、やはり“20年のベスト・オブ・ベスト”の1位作品ということで、今までに読んだことのないようなとんでもなく凄い作品を期待して、読む前のハードルが高くなりすぎてしまったためでしょうかねェ。
あと、作品のテーマの一つが、この作品が発表された当時は今ほどポピュラーな存在ではなかったからかな?つまりは、当時に読むのと今の時代に読むのとでは、受ける影響が少し違ってしまうのかな?って思ったのですが、どうなんでしょう?
そしてこの作品の肝はやはりラストシーンだと思うのですが、読んでいた時には物足りなく思ったものの、しばらくして思い返してみたら、“これは物凄く格好良いエンディングだな~”と考え直しましたからね。このエンディングだったからこそ、これだけ評価の高い作品になったのではないでしょうか。
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> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★ 鬼畜グログロ度 : ★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★ 読み終り爽快度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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> No.83 「名もなき毒」
> No.77 「誰 か」
> No.35 「龍は眠る」
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